マレーシア・ジョホールバル

ジョホール沿岸開発株式会社代表取締役会長

ホン・リー・ピー氏

司会 次の講演は、マレーシア・ジョホール沿岸開発株式会社取締役会長でございます、ミスター・ホン・リー・ピー氏にお願いしたいと思います。

ミスター・ホンは、マレーシア工科大学土木工学科を卒業後、幾つかの会社で技術者として経験を積まれた後、1980年にオアードパイルによります基礎工事を中心業務といたします、ピレコン・エンジニアリング会社を設立されまして、国内建設業界初のクアラルンプール証券取引所にて株式上場を果たす等、業務拡大を図られてこられております。1993年には、マハティール首相の支援の下に、本国とシンガポールを結びますコーズウェー周辺の再開発プロジェクトを推進する、ジョホール沿岸開発株式会社を設立されまして、会長として現在ご活躍中の方でございます。ウォーターフロント・プロジェクトを推進いたします民間会社という立場から、いろいろなお話を例えるものと思います。

では、ミスター・ホンをご紹介申し上げます。

ホン （拍手）ご参加の皆様こんにちは。また、素晴らしいご紹介をいただきまして、どうもありがとうございました。

この三、四日間、こちらにおりまして、大変素晴らしいプログラムを経験させていただいております。横浜のウォーターフロント・エリア、また神戸のウォーターフロントの地域を訪問することができました。そして、ウォーターフロントの開発に携わっている方々とお話しすることができました。また、横浜におけるウォーターフロントに以前にも参りまして、横浜がこの4年間達成したこと、特に「みなとみらいプロジェクト」において達成されたことに大変感銘を受けました。それと共に、神戸復興に関して素晴らしい業績を上げられましたことに感銘を受けております。

それではスライドをお願いいたします。

（スライド映写）

○今日は、ジョホールバル・ウォーターフロント・シティーについてお話ししたいと思います。この開発プロジェクトは、日本におけるウォーターフロントのプロジェクトや、またダーリングハーバー・プロジェクトなどと異なる側面を持っていると思います。

これは完全に民間の資金によるものでありまして、民間部門が開始したプロジェクトです。民間企業として、まずマスタープランを作りました。また、社会的な研究、経済的な研究、そして環境に対する影響の検討も行いました。政策としては、海からの影響はどういうものであるかということも考えて、このプロジェクトを行ったわけであります。

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